2010年7月8日木曜日

Holy Jobs


4月にリリースしたアルバム『Noise & Novels』を、全国流通することになりました。

これまでは、自分にとってのバランスを考えて限定ショップのみで展開していたのですが、今回、全国流通の提案をいただき、いろいろと悩んだ結果、ポジティブに向き合えるタイミングになったのでお話を進めていただくことにしました。

それにあたり、今までの手作りジャケットでは出荷量的に厳しいので、ジャケットデザインも一新することに。
なんとなく、私が作るのは避けて、誰かに客観的な視点でデザインをしてもらいたいと思いました。

そうなって真っ先に頭に浮かんだのは、tone twilightの江森さん
江森さんは、客観的で冷静な視点であるにも関わらず、私の主観(しかも人に話さない部分)、そして自分でも気付いていなかった価値観(しかも気付いて納得する)を、すくいあげてくれる人。
でも何よりその前に、物作りをするにあたって単純に心から尊敬できる人。

ちょうど良いタイミングで江森さんにお会いする機会があったので、思いきって「ジャケ…、やってもらえたりしませんかねぇ…?」とお願いしてみたところ、「やろうよ!」と高らかにOKが出て制作スタートとなりました。

制作作業の一環で、こないだ撮影をしたのですが、すごくエキサイティングな体験でした。
そして同時にハードでもあり、血と涙がたくさん流れました。しかし良い作品のためなら、流血も痛みを感じず、苦にならないのでした。

撮影中にみんなで眺めていたBurzumの写真集。
ますますエキサイト。



昨夜も深夜まで作業(コンビニでコピーしたり、カッターと糊で切り貼りしたり、ソニック・ユース歌ったり)しましたが、その間、私はなんて幸せな仕事をしているのだろうと思わずにいられませんでした。

ものすごく最強なジャケットが完成すると思います。
(あ、今回は歌詞も載せることにしました。)

今日改めて感じたのは、音楽作品を作ることと、それに関わるあらゆる作業や時間や出来事は、私にとってすごく神聖なものだということ。大げさじゃなく。
思いきり自分を捧げたいと思います。


S.T.S.